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Grand Central Dispatch その3 apply

前回のコードのように同じ処理をforループでキューに渡すようなとき、それ専用の関数がディスパッチには既に用意されています。dispatch_applyです。

void
dispatch_apply(size_t iterations, dispatch_queue_t queue, void (^block)(size_t));

iterationsの数だけブロックをキューに渡して処理させます。ブロックはsize_tの引数を一つだけ持ち、よくあるforループと同じように0から1ずつ増やした値が渡されます。

まあ、実際に動かしてみればわかるってことで、サンプルコードです。

#include <stdio.h>
#include <dispatch/dispatch.h>

int main (int argc, const char * argv[]) {
    
    dispatch_queue_t queue = dispatch_get_global_queue(DISPATCH_QUEUE_PRIORITY_DEFAULT, 0);
    
    __block int sum = 0;
    
    dispatch_apply(10, queue, ^(size_t i){
        sum += i;
    });
    
    printf("sum = %d\n", sum); // sumは45になる
    
    return 0;
}

これを実行すると、0から9までがsumに足されて45になります。

dispatch_applyはグローバルキューに渡していても、ちゃんと全てのブロックが処理されるのを待ちますので、dispatch_main()が無くてもアプリが終了する前に全て足された答えが出ます。ですが、sync的に順番に処理されている訳ではなく、並列に処理はされています。ただ、asyncと同じという訳でもなく、applyでは、呼び出したスレッドと別スレッドを組み合わせて並列にブロックが実行されているようです(asyncは別スレッドだけ)。

ブロックの途中でスリープさせたりとかして試してみると、applyでは同時に2つまでしか処理されません(試したのがMacBook Airでコアが2つだから?)。asyncだといくらでも同時に実行されてしまいます。このあたりは、使い道の違いって感じですかね。

短いですが、今回はこの辺で。次回はgroupでも。

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